適当に生きたいブログ

ただの日記です。毒多め。

子会社から親会社に転職できるのか?→不可能です

出向先の子会社の中には、未だに諦めきれずに親会社の試験を受け続ける者がいます。

 

結論から言うと「限りなく不可能に近い」です。

 

前職も現職も売上1兆円を超える大企業の一員としてキャリアを重ねてきましたが、子会社から入社した人はいませんでした。

 

人事の幹部に聞いたことがあります。

 

「子会社に優秀な人材がいた場合、引き抜き採用はできないのですか?」

 

答えは

 

「できない」

 

何故なら

 

「子会社だからこそできないんだ。引き抜いたりしたら子会社の経営陣や人事に失礼だし。例え超優秀な子会社の人材がいたとしても、ウチが採用することで子会社との協力関係が崩れるリスクが高すぎるよ」

 

とのことでした。あぁなるほどな、って思いました。

 

子会社の管理職〜経営陣は悉く親会社からの出向者(ないし転籍者)です。彼らは親会社内の人脈もあり、内部事情をよく知っています。故に親会社の人事も迂闊に手を出せない。というか基本的に他所の人事に口や手を出すことはありません。

 

※ただし要注意人材などのブラックリストはグループ全体に行き渡ることはあります

 

とにかく子会社の人間を親会社が採用することはリスクが高すぎるので、採用されることはまずありません。

 

例外としてあり得るなら、親会社の常務以上クラスの役員がコネで引っ張り上げること位でしょうか。それだって親子間の人事部との交渉が大変なのは目に見えていますので、面倒を買ってでもお偉いさんが動いてくれるような人材でないといけません。

 

何より子会社の社員が不利な点は

 

「親会社に受からなくて子会社に採用された」

 

と下に見られる点です。全員が、とは申しませんがそんなに優秀ならもっと良い会社や親会社に採用されてるだろうに、なんでウチの子会社なんかにいるの?と思われてしまうのですね。

 

だったら他所の会社から来る人材に将来を期待しよう、子会社の人は子会社で頑張って、子会社の人事やお偉いさんに怒られてまで引き抜く程でもないし…となってしまうのです。

 

こう考えてみると子会社にいる利点が少ないような…そんな気持ちになっている出向社員の独り言でした。