適当に生きたいブログ

ただの日記です。毒多め。

子会社のプロパーにも優秀な人材はいるけれど

子会社プロパー社員の特徴

 

私が出向している子会社プロパー社員には背景が4つある。

 

①親会社で契約社員→登用されず流れ着いた組

 

②他社から中途採用でやってきた組

 

③新卒採用組

 

④親会社を定年退職し子会社に再雇用された組

 

それぞれの特徴が分かってきたので暇つぶしに書き連ねていこうと思う。

 

親会社で契約社員だった組

 

子会社の中で最も大事にされていない社員たち。

 

彼らの特徴は「卑屈」「諦めがち」「出向社員に対する変なプライド」である。

 

彼らが何かミスすると出向社員から「だから親会社で正社員登用されなかったんだよ」と見下されがち。

 

子会社でも与えられる仕事が限定的で他部署への異動も現時点で事例なし。新卒や他社からの中途採用組がそこそこの頻度で異動(ローテーション)していくものだから、異動させてもらえない彼らは「俺らは何なのだ」と腐っていく。

 

決して優秀ではないし、確かに一癖ある性格の人が多いし、物事の諦めも早い。だから正社員登用試験に受からなかったというのは納得できる部分もある。

 

そして厄介なのが出向社員に対する謎のプライド。「この部署は私たちが仕切っている!」と牽制してくるが、仕事のレベルが低く大事な局面では出向社員が受け持つことになり彼らの嫉妬は燃え上がる。

 

我々出向社員は彼らのプライドを適当にくすぐって体良く使っている。それに気付けないのも愚かなり。

 

②他社からの中途採用

 

現場で最も優秀な層。業界経験者も多く仕事にプライドがあり、出向社員に対しても良い意味で無関心。

 

現場を動かしているのはこの層であり、出向組の管理者にとっては一番ありがたい存在である。

 

彼らは同僚として①の層の社員と接しているが内面では「無能」と感じて仕事を任せない傾向にある。

 

③新卒採用組

次に優秀な層。

 

学歴や思考能力を見ていると「何でウチ(親会社)を受けなかったの…?」と疑問に思うほど。正直親会社の新卒社員より優秀な子も多い。

 

話を聞いているとほとんどが就活に失敗して大企業に入れずに此処に入社してきたという。今の就活は厳しいらしい。

 

素直だし飲み込みも早く、新卒ということで中途入社組より大事に大事に育成されている。②の層の社員にも可愛がられているが、①の層の社員は嫉妬丸出しに先輩風を靡かせてイビってくる。

 

そんな①の層を彼らは嫌っているし、上司も「アイツらのような思考になるな」と説く。

 

④親会社からの再雇用組

 

人畜無害の穏やかな人も多いが、自身の専門分野の知識をひけらかすための無駄な勉強会を開いたりする厄介な人もいる。

 

しかし総じて人が良く嫌われる人はかなり少ない。仕事でも縁の下の力持ち、相談役としてドッシリ構えてくれているので安心できる。

 

ちなみに再雇用組の給与は結構低く新卒の給与と大差はない。役職ついていても給与は低いので金より「やりがい」で仕事している人が多いイメージ。そして①の層の説教役も担う。

 

総じて正社員登用されなかった組が組織のガンである

 

出向してからは大人しく組織個人の特性や力関係の把握に努めてきた。

 

ようやくそれらが分かり始めると組織の中には上記の4つの層が存在していることが分かったが、親会社(つまり私の出向元)で契約社員をしていて正社員登用試験に落ちた組は組織のガンになっているのは早急な改善点だ。

 

彼らは本当に雑に扱われているのは早急な確かで、新卒組がかなり大事に扱われているのとは対照的だ。

 

彼らが腐ってしまう要因を彼らの言葉で表すと

 

「俺たちはどうせ子会社に拾ってもらった存在だから。上司も同僚も出向社員ばかりでやり辛いけど、見返してやろう」

 

「新卒がきた、中途採用の人がきた」

 

「あれ?後から来た彼らばかりに仕事が振られるぞ…?あれ?いつの間にか異動していったぞ…?」

 

「あれ?大事な仕事を任せてもらえるには出向社員だけだぞ…?」

 

こんな状況では腐るのも仕方がない。

そうさせているのは彼らの能力や振る舞いにも原因があるのだけど、それにしたって腐っても仕方のない状況だ。

 

改善してあげて彼らの能力や意欲をもっと伸ばしていかないと彼らは組織のガンとして組織を破壊しかねない。